■関連書籍紹介

2017年9月 7日 (木)

『埋蔵金の研究』(橘高 章著/たんさく/本体800円+税)

 著者の橘高 章さんは、この“業界”では知る人ぞ知る、の有名人です。若かりし頃は当時、個人、多くても数人単位のグループでと秘密主義の最たるものだった埋蔵金探索の世界で、同好の士を集めた団体を作るなど活躍。最近では、2004年に『埋蔵金・邪馬台国の謎解きに挑戦 ミステリーハンティング』(歴史研究会)を出版したのをはじめ、合資会社たんさくから畠山清行氏の名著『日本の埋蔵金』をパートごとに復刻したシリーズを発行するなど、精力的に活動されています。ちなみに合資会社たんさくによる『日本の埋蔵金』復刻シリーズ、第一弾は、「キッドの宝」(2007年発行)で、以下、第二弾「武田の宝(上)」(2007年発行)、第三弾「武田の宝(下)」(2008年発行)、第四弾「義経の宝」(2008年発行)、第五弾「海賊の宝」(2008年発行)、第六弾「徳川の宝」(2015年発行)と発行されてきました。

 今回取り上げた「埋蔵金の研究」は、これまでの合資会社たんさくからの発行による『日本の埋蔵金』の復刻版シリーズとはまったく異なり、橘高さんが、これまでの埋蔵金探索に係ったことで得た情報を一部公開する、といった形となっています。実際に活動されている探索者にとっては、ヒント集ともなる本書ですが、これから埋蔵金の探索を始めようかという“初心者”の方々にはお勧めしません。ある程度活動を行った上で壁に突き当たってしまったら読む、そのような書籍だと考えたからです。

 ちょっと気になるのは、巻末に「スコップを置く」と書かれていること。徳川埋蔵金の探索にはケリをつける、という意味なのか、埋蔵金探索全般から離れてしまうのか、はたまた年齢のこともあるかと推測されますが、「スコップを置く」は気になるフレーズですね。

 ここは現場のフィールドワークからは一線を離れ、今後は更なる資料の渉猟にご活躍するご決意だと勝手に捉えさせていただきました。益々のご活躍を。

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2016年5月 9日 (月)

『日本全国「隠し財宝」完全マップ』という書籍が昨年発行されていました。

 ずいぶんと久方ぶりにアマゾンで「埋蔵金」をキーワードに書籍検索をしていたら、こんな書籍が発行されていたのに気が付きました。実に一年遅れの紹介で申し訳ありません。

 この書籍、巻末ページのことわり書きにもある通り「本書は、2009年に廣済堂あかつき株式会社から刊行された『全国「隠し財宝」完全マップ』に加筆・修正し再編集したものです」。要は改訂版みたいなものですが、発行元が異なるので一応“新刊”という扱いになりましょうか。

 それはともかく、書名の通り、日本全国各地の埋蔵金情報を、見開き2ページ単位で県ごとに埋蔵金ポイントを紹介していくというスタイル。一都一道二府四十三県ですから、合計47件を紹介しているかと思いきや、愛知県のみ2件取り上げていて全48ポイントの紹介となっています。また、逆に1県に1件というスタイルをとったことから、けっこう有名どころの埋蔵金スポットが落選してしまっているところがあるのもご愛用ということで。

 まあ固いことは言わずに、県ごとにパラパラと読み切れるのは、それはそれでありかもしれないですね。書名にもある通り、「マップ」ですから全件埋蔵ポイントの地図がついているのが特徴です。また、4段階ランクで「見つかる度」と「楽しみ度」なんていう初心者向けの目安なども付いておりますが、良くあるこの手の書籍の定番、埋蔵金探索のハウトゥー記事などはほとんどありませんので、その辺はご留意を。

 話題のネタを探している方などにお勧めでしょうか。トレジャーハンターの皆さまなら、すでに廣済堂あかつき版をお持ちでしょう。

『日本全国「隠し財宝」完全マップ』(造事務所編集 八重野充弘監修/メディアパル/本体680円+税/2015年7月1日第1刷発行/ISBN-978-4-89610-153-9)

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2015年12月10日 (木)

「埋蔵金物語」の復刻書籍が発行されました

レわが国の埋蔵金探求の第一人者だった故畠山清行氏の代表著作といえば「日本の埋蔵金」(番町書房、前・後刊)ですが、さらにそれの原点となった幻の著書「埋蔵金物語」が復刻、発刊されました。『日本の埋蔵金6 徳川の宝』です。  徳川埋蔵金物語をメインに、結城晴朝の埋蔵金も取り上げられてます。

『日本の埋蔵金6 徳川の宝』(畠山清行著/たんさく/本体800円+税/2015年4月21日第1刷/ISBN-978-4-903288-07-9)

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2014年9月26日 (金)

埋蔵金関連書籍『KAWADE夢文庫 金 知っておきたい大切な知識』をご紹介。

いつものようにアマゾンの書籍のコーナーを何とはなしに散策していたところ、目が合ってしまった(!?)のがこの1冊。埋蔵金探索には直接関係のない、要するに参考文献というか資料本というか、金についての雑学、トリビア本と巡り会いました。

 金そのもののお勉強をしたってあまり意味がないのでは、そう思う方も多いかもしれませんが、ま、それはそれ。これまでに人類が獲得した金の総量がオリンピックプール○杯分だとか、海水には○億トンの金が溶けているだとか、良く耳にする金に関するトリビアから、プレストンウッズ体制と金の関係など、金融面での金とのかかわりあいなど、様々な知識を一冊にまとめてくれているとても便利な書です。

 情報は日々新しくなっています。十年前、二十年前に得た知識が実はもう変わってた、なんてことも往々にしてあります。「えっ、今はそうなの」と己の時代遅れぶりに気がついちゃったりするわけですね。古い資料はもちろんとても重要ですが、最新知識も吸収、インプットし続けないと“見当違いの探索”なんてことにもなっちゃう可能性があります。

 ちなみに、今日までに人類が得た金の総量は16万5千トン、オリンピックプール3杯半になったそうです。また、世界一の産金国は今や南アフリカではなく、中国になったそうです。2007年に中国がトップに躍り出てさらに増加の勢いといいます。2010年の産金量は350.9トン。ちなみに2位はオーストラリアで260.9トン、3位はアメリカの233.9トン、4位ロシア、そして5位にやっと南アフリカが入り、6位ペルー、7位インドネシア、8位ガーナ、9位カナダ、10位がカザフスタンという順位になっているそうです。

「日本の埋蔵金」研究所 http://komiyama.gr.jp/

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2014年5月 1日 (木)

『最新版・日本埋蔵金地図 Vol.1』(八重野充弘著)が発刊されました

 昨年の秋に、一冊の埋蔵金関連図書が発行されていた。それは、日本トレジャーハンティング・クラブ代表の八重野充弘さんによる『最新版 埋蔵金地図 VOL.1』という書籍で、八重野さんのチームが、日本全国で実際に埋蔵金探索にあたったレポートだ。

 おなじみ“徳川埋蔵金”を始め、“旧日本軍の巨宝”、“海賊キッドの宝”、“武田信玄の軍用金”、“尾張徳川の埋蔵金”それぞれのスポットでの探索状況、そして現状報告などがつづられている。ただ、例によってこの手の書籍での定番といえる「あと一歩!」までで終わっており、発見記ではないのが残念だが、これまでほとんどの探索者が秘密主義を取ってきたことを考えると、ここまでオープンに進行状況なり、情報を公開しているところにこの書の価値があるといえるだろう。

 それもそのはず、八重野さんは埋蔵金探索にあたって「実際に埋蔵金を発見した場合、必ず公表して所有権については法にゆだねる」とういうポリシーを持っているというからこそ、ここまでオープンにできるのだろう。日本トレージャーハンティング・クラブに集まる方々もほとんど手弁当で発掘プロジェクトに参加、協力していることうかがえる。

 書籍の内容自体は、“週刊実話”2011年12月15日号から翌年の6月14日号までと、2012年12月20日号から翌年の6月13日号までに連載された八重野さんの埋蔵金記事をベースに、特に有望なスポットを厳選して加筆、掲載している。注目は、やはり八重野さんも言っているとおり、全国レベルでは初公開といえる“尾張徳川家の埋蔵金”の情報だろう。

 そしてもう一つこの書籍で注目したのは、これがもともとはパソコンや、スマホなどで読める“電子書籍”を前提として作られたことで、発行部数の限られる埋蔵金関連書籍などにとっては電子書籍はとても相性の良いメディアなのではないだろうか。書籍版は、電子版での反響なりを見て発行部数が見込めることがわかれば本格的に出版すればいい、というスタイルだろう。あなたもご自身の探索成果を発表してみてはいかがでしょうか。

 ちなみにこの書籍の発行元である“トータルEメディア出版”のパンフレットによれば、10万円(税別)で50冊の単行本版の自費出版と電子ブックが作れるそうです。書籍版は、ちゃんとISBNコードも取ってアマゾンで販売されます。ただし当方が購入した書籍版の作りは、裁断が甘かったり、表4(裏表紙)にプリントミスがあってシールで隠していたり、と自費出版のレベルというのはこんなものなのでしょうか、と思ったことだけは付け加えておきます。

●『日本の埋蔵金』研究所WEBサイト:http://komiyama.gr.jp/

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2012年12月21日 (金)

『ニッポン埋蔵金伝説 黄金の国ジパングに眠る財宝300兆円!!』

バカみたいに大騒ぎした“霞ヶ関の埋蔵金”ブームの退潮に合わせるかのように、このところ“本物”の埋蔵金情報もほとんど耳にしなくなってしまっていたが、久々に埋蔵金関連書籍発行のニュースがあった。その書籍とは、イースト・プレスから8月10日に発行された『ニッポン埋蔵金伝説』だ。

 編著が「知的発見!探検隊」というちょっと軽め目の著者名なのが引っ掛かったが、埋蔵金の“成り立ち”(!?)から、我が国の3大埋蔵金の話題、そして日本各地の埋蔵金スポットを次々と紹介、そして締めはトレジャーハンター入門、と実に盛りだくさん。そう、この新刊は良くある埋蔵金入門書の新刊なのだ。

 まあ、入門書といえばけっこういい加減な造りの書籍の多い中では、巻頭で我が国のトレジャーハンターの第一人者、八重野充弘さんを取材してたり、細かに写真や図版を掲載するなど、きちんとした造りで入門者にはおすすめできる内容になっている。

 といってもあくまで入門書は入門書、ネットで調べれば簡単に分かる程度の内容しかない、という点は致し方ないが、ひとつ良心的だな、と思ったのはこの書籍の価格。何とワンコイン、税込みで500円で買えるのだ。昨今の“入門書”はワンコインが目安となっているのでしょうか。

『ニッポン埋蔵金伝説 黄金の国ジパングに眠る財宝300兆円!!』
(知的発見!探検隊編著/イースト・プレス/本体476円+税/2012年8月10日初版第1刷発行/ISBN978-4-7816-0795-5)

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2010年11月21日 (日)

◎埋蔵金関連書籍一覧

 わが国の埋蔵金研究の第一人者であった畠山清行氏。 畠山氏亡きあとも、数々の埋蔵金関連書籍が発刊されてきたが、 その多くが、今も畠山氏の著作をベースにしているというのが現実だ。
 というのも我が国の埋蔵金伝説は、伝承、言い伝えのたぐいがほとんどで、古文書といった実証できる証拠が残っているものはごくわずかで、多くの「真実」は、歳月の中に埋もれていってしまう性質のものだからなのだ。
 徳川幕府の埋蔵金など、かつては、実際におじいさんから聞いたとか 古老の話を聞いたことがあるなど、伝承を口にする方々が実在したが(事実、畠山氏はそういう口伝をもとに調査、取材を行っていた)、いまやそういった証人は全く期待できないのが 現状なのだ。
 ただ、情報化、ハイテク化時代の中にあって、かつては埋もれてしまっていた貴重な資料が新たに発見される といった、可能性もなきにしもあらず。
 また、埋蔵金探しのバイブルといえる畠山氏の著作『日本の埋蔵金』(番町書房 昭和48年)や 同じく『新・日本の埋蔵金』(番町書房 昭和54年)などがすでに絶版(当時の出版社自体が存在しない)となってしまった今、 それをベースに新たな新事実で補強した新刊にはそれなりの存在価値があるといえるだろう。
 ちなみに、『日本の埋蔵金』は国立国会図書館で閲覧できるはず(かつてはできたが現在は未確認)なので、埋蔵金に関心をお持ちの方は一読をおすすめしておく。貴重本なのでくれぐれも大事に!!

  1. 『埋蔵金物語』      (秋鹿 英←畠山清行著/紫文閣/ /昭和14年)
  2. 『埋蔵金秘帖』      (角田喜久雄著/光風社/290円/昭和32年)
  3. 『日本埋蔵金物語』   (小島謙太郎著/第二書房/ /昭和32年)
  4. 『死海の宝発掘記』   (アナー著 白木茂訳/講談社/ /昭和33年)
  5. 『黄金の罠』        (角田喜久雄著/同光社/ /昭和34年)
  6. 『ルポルタージュ埋蔵金物語(一)』(畠山清行著/人物往来社/350円/昭和36年)
  7. 『ルポルタージュ埋蔵金物語(二)』(畠山清行著/人物往来社/350円/昭和36年)
  8. 『宝を探せ』        (トーマス・ヘルム著 井上一夫訳/荒地出版社/ /昭和36年)
  9. 『東京埋蔵金考』     (角田喜久雄著/雄山閣/ /昭和37年)
  10. 『日本の埋蔵金』     (岡田文夫著/早川書房/ /昭和41年)
  11. 『日本宝島探険』     (桑田忠親著/光文社/250円/昭和41年)
  12. 『埋蔵金物語』(歴史選書六)(畠山清行著/人物往来社/ /昭和42年)
  13. 『海底のスペイン金貨』 (Wagner.Kip著 永井淳訳/集英社/480円 /昭和42年)
  14. 『世界の埋宝』      (黒沼健著/山王書房/390円/昭和42年)
  15. 『足もとにあるかもしれない宝の話』/畠山清行著/毎日新聞社/ /昭和43年)
  16. 『世界の黄金伝説』   (篠田八郎著/大陸書房/480円/昭和44年)
  17. 『日本の埋蔵金』上下  (畠山清行著/番町書房/850円/昭和48年)
  18. 『実録埋蔵金35兆円の謎』(水野智之/徳間書店/630円/昭和48年)
  19. 『世界の秘宝をさぐれ』 (畠山清行、川崎竹一著/学習研究社/ /昭和49年)
  20. 『宝を捜せ』        (トーマス・ヘルム著 井上一夫訳/角川書店/ /昭和50年)
  21. 『黄金伝説』        (Moore.Robin ハワード・ジェニングス著 山本光伸訳/角川書店/1200円/昭和50年)
  22. 『信玄の黄金遺跡と埋蔵金』(泉昌彦著/ボナンザ/1200円/昭和50年)
  23. 『眠ったままの埋蔵金』 (畠山清行著/青春出版社/ /昭和51年)
  24. 『世界の宝探し』(エルム入門百科)/中岡俊哉著/エルム新社/ /昭和51年)
  25. 『日本宝島探険』     (桑田忠親著/日本文芸社/ /昭和51年(41年の復刻版))
  26. 『謎の埋蔵金列島』   (神谷次郎著/スポーツニッポン新聞出版局/ /昭和51年)
  27. 『海底の黄金』      (Wagner.Kip著/角川書店/340円/昭和51年)
  28. 『日本の埋蔵金(新装初版)』(畠山清行著/番町書房/ /昭和51年)
  29. 『世界の秘宝』      (畠山清行監修/集英社/ /昭和52年)
  30. 『宝さがしで儲けろ!』 (宝さがし旅の会編/ / /昭和52年)
  31. 『日本の黄金伝説』(九九の謎・歴史シリーズ11)(/サンポウジャーナル/ /昭和53年)
  32. 『新安沖海底の秘宝』  (三杉隆敏著/六興出版/ /昭和53年)
  33. 『世界の財宝』(世界の黄金伝説)(篠田八郎著/大陸書房/1200円/昭和53年)
  34. 『ソロモンの秘宝』    (高根三教著/大陸書房/ /昭和54年)
  35. 『新・日本の埋蔵金』  (畠山清行著/番町書房/1300円/昭和54年)
  36. 『日本の黄金伝説』  (極楽寺三郎著/曙出版/550円/昭和54年)
  37. 『大発見!世界の秘宝』(宮崎 淳著/立風書房/ /昭和55年)
  38. 『東京埋蔵金考』     (角田喜久雄著/中公文庫/ /昭和55年)
  39. 『埋蔵金を捜せ』(びっくり文庫)(畠山清行著/角川書店/ /昭和56年)
  40. 『赤城埋蔵金四百万両の謎』(水野智之著/新門出版社/ /昭和57年)
  41. 『海底の秘宝と埋蔵金』(畠山清行著/日本文芸社/ /昭和58年)
  42. 『日本列島埋蔵金地図』(別冊歴史読本30号)(/新人物往来社/ /昭和59年)
  43. 『海底の黄金』      (山田道幸著/講談社/ /昭和60年)
  44. 『帰雲城燃ゆ・白川郷・騎馬軍団と埋蔵金秘話』(生駒忠一郎著/八重岳書房/1200円/昭和60年9月)
  45. 『一五〇兆円の黄金を探せ』(日本トレジャーハンティングクラブ/大和書房/ /昭和61年)
  46. 『謎の埋蔵金』      (スピリッツ/ケイブンシャ/ /平成2年)
  47. 『世界の秘宝マップ』  (平川陽一著/KKベストセラーズ/480円/平成3年)
  48. 『二〇〇兆埋蔵金の謎を解く』(小林久三著/コスモの本/ /平成4年)
  49. 『徳川埋蔵金伝説』   (八重野充弘著/二見書房/1500円/平成4年)
  50. 『あるとしか言えない』  (糸井重里著/集英社/780円/平成5年)
  51. 『黄金の国ジパングの埋蔵金』(村上直他著/KKベストセラーズ/580円/平成5年)
  52. 『埋蔵金を発見した!』 (八重野充弘著/KKベストセラーズ/800円/平成5年)
  53. 『日本の埋蔵金一〇〇話』(八重野充弘著/立風書房/ /平成5年)
  54. 『徳川埋蔵金の謎を解いた』(要子広堂著/イースト・プレス/1400円/平成6年)
  55. 『赤城黄金追跡』     (水野智之著/マガジンハウス/1300円/平成6年)
  56. 『黄金伝説』        (小林久三著/世界文化社/ /平成6年)
  57. 『ミステリアスPART五謎学・失なわれた財宝』(M・グラシュコ著 大出健訳/大日本絵画/ /平成6年)
  58. 『世界史・呪われた秘宝ミステリー』(桐生 操著/日本文芸社/  /平成6年)
  59. 『一攫千金!黄金秘宝伝説』(八重野充弘著/KKベストセラーズ/490円/平成6年)
  60. 『「もしも…」がズバリ!わかる本・もしも、あなたの庭から埋蔵金が出てきたら…?!』(素朴な疑問探究会編/河出書房新社/480円/平成6年)
  61. 『徹底推理埋蔵金』   (別冊歴史読本95号)(新人物往来社/1500円/平成7年)
  62. 『世界の難破船と財宝地図』(ナイジェル・ピックフォード著/山と渓谷社/3800円/平成7年)
  63. 『日本の埋蔵金』(中公文庫)(畠山清行著/中央公論社/960円  /平成7年)
  64. 『アメリカ黄金伝説』   (エミル・C・シュールマカー著/秀英書房/1800円/1996年9月23日)
  65. 『幻の埋蔵金 佐々成政の生涯』(生駒忠一郎著/KTC中央出版/1500円/1996年10月14日)
  66. 『埋蔵金を掘り当てる!誰でもできる宝探し実践マニュアル』(八重野充弘著/ワールドマガジン社/1165円+税/1996年10月)
  67. 『海賊大将軍の埋蔵金 村上武吉の生涯』(生駒忠一郎著/KTC中央出版/1500円/1997年11月7日)
  68. 『徳川幕府の埋蔵金 小栗上野介忠順の生涯』(生駒忠一郎著/KTC中央出版/1500円/1998年5月)
  69. 『豊臣秀吉の埋蔵金を掘る』(鈴木盛司著/新人物往来社/2400円+税/1998年8月10日)
  70. 『図解財宝発掘マニュアル』(時實雅信著/同文書院/1300円+税/1998年12月25日)
  71. 『黄金結界 ~甲州埋蔵金の謎を解く~』(加門七海著/河出書房新社/1700円+税/1999年12月2日初版発行)
  72. 『埋蔵金の掘り当て方』 (非日常研究会著/同文書院/1300円+税/1999年12月8日初版発行)
  73. 『RIPTIDE 海賊オッカムの至宝』(ダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド著 宮脇孝雄訳/講談社/税別2300円/2000年7月28日第1刷発行)
  74. 『徳川埋蔵金検証事典』(川口素生著/新人物往来社/税別2500円/2001年1月15日初版第1刷(ISBN4-404-02897-0)
  75. 『モーセの秘宝を追え!』(ハワード・ブルム著 篠原慎訳/角川書店/税別819円/2002年8月25日初版発行/ISBN4-04-290801-2)
  76. 『徳川埋蔵金研究会・珈琲音夜話・赤城山に眠る財宝その謎を解くのは…・前編』(東栄義彦著/思門出版会/ /2002年9月/ISBN4-921168-11-3)
  77. 『蒼海の財宝 TREASURE OF THE DEEP』(H.エドワーズ著/井谷善恵編訳/東洋出版/税別1500円/2003年7月30日第1刷発行/ISBN4-8096-7446-0)
  78. 『幕末の深い眠りから覚めるか 幕府の埋蔵金』(太田利政著/新風舎/1700円/2003年11月25日初版発行/ISBN4-7974-3114-8)
  79. 『埋蔵金・邪馬台国の謎解きに挑戦 ミステリーハンティング』(橘高 章著/歴研(歴史研究会)/税込840円/2004年10月28日第1刷/ISBN4-947769-42-4)
  80. 『世界ミステリー 謎をひも解く ありかを明かす! 財宝地図』(黄金伝説研究会・編/竹書房/税込500円/2006年11月7日初版発行/ISBN4-8124-2902-1 C0076)
  81. 『見捨てられた財宝 百兆円』(鬼木和彦著/新風舎/本体1500円/2006年12月15日第1刷発行/ISBN4-289-00492-X C0095)
  82. 『日本の埋蔵金1 キッドの宝』(畠山清行著/たんさく/税込840円/2007年1月24日初刷/ISBN978-4-903288-02-4)
  83. 『ほんとうにあった怖い話コミックス 怪奇心霊語り 埋蔵金発掘の怪奇編』(加門七海、JET著/朝日新聞社/税別390円/2007年10月1日新版第1刷発行/ISBN:978-4-02-275201-7)
  84. 『謎解き紀行 徳川埋蔵金 上 かごめの歌に隠された秘密』(山中廣稔著/随想舎/税別1500円/2007年10月25日第1刷発行/ISBN:978-4-88748-165-7)
  85. 『埋蔵金伝説を歩く ボクはトレジャーハンター』(八重野充弘著/角川学芸出版/税別1500円/2007年11月30日初版発売/ISBN978-4-04-621305-1)
  86. 『日本の埋蔵金2 武田の宝 上』(畠山清行著/たんさく/税込840円/2007年12月10日初刷/ISBN-978-4-903288-03-1)
  87. 『日本の埋蔵金3 武田の宝 下』(畠山清行著/たんさく/税込840円/2008年1月15日初刷/ISBN-978-4-903288-04-8)
  88. 『日本の埋蔵金4 義経の宝』(畠山清行著/たんさく/税込840円/2008年2月12日初刷/ISBN-978-4-903288-05-5)
  89. 『闇の日本史 消えた埋蔵金伝説』(フロッシュ編集/大洋図書/税込420円/2008年4月5日第1刷発行/ISBN978-4-8130-5117-6)
  90. 『日本の埋蔵金5 海賊の宝』(畠山清行著/たんさく/税込840円/2008年6月10日初刷/ISBN-978-4-903288-06-2)
  91. 『図解 世界の財宝ミステリー』(世界博物倶楽部著/PHP研究所/本体952円+税/2009年1月30日第1版第1刷発行/ISBN-9784569705460)
  92. 『廣済堂文庫 全国「隠し財宝」完全マップ』(造事務所編著/廣済堂あかつき/税別648円/2009年4月30日第1版第1刷発行/ISBN978-4-331-65451-4)
  93. 『謎解き紀行 徳川埋蔵金 下 会津の地に眠る一千万両発見』(山中廣稔著/随想舎/税別1800円/2009年10月25日第1刷発行/ISBN978-4-88748-166-4)
  94. 『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』(ジェイビー編著/コスミック出版/定価500円/2010年2月22日発行/ISBN978-4-7747-5327-0)
  95. 『埋蔵金発見!解き明かされた黄金伝説』(八重野充弘著/新人物往来社/本体1500円+税/2010年8月20日第一刷発行/ISBN978-4-404-03900-2)
※現在入手可能な「埋蔵金」関連書籍をお探しなら、総合型オンライン書店で有名な『amazon』の検索が
結構便利です。「GO!」ボタン横の白い枠内に「埋蔵金」というキーワードを入れて「GO!」ボタンを。
購入可能な書籍一覧を表示します。探したい「書籍名」を直接入れて検索することももちろん可能。

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『埋蔵金発見!解き明かされた黄金伝説』

<八重野充弘著/新人物往来社/本体1500円+税/2010年8月20日第一刷発行/ISBN978-4-404-03900-2>

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 ついに真打ち登場! そんな表現をしたくなるような埋蔵金関連書籍が発行された。霞ヶ関の埋蔵金騒ぎ以降“本物”!?の方の埋蔵金関連書籍もちょっとしたブームとなっていた感があるが、まあどれもこれも周知の事実を並べただけ(といっては大変失礼! 当WEBサイトも似たようなものだ)、既出の情報を基に構成するしかないのは致し方のないことかもしれない。
 そんな状況で光るのがフィールドワークこそ命、を実践する八重野充弘さんならではのこの著作といえる。我が国唯一といえる同好の士の集まりである「日本トレジャーハンティングクラブ」の会長さんであり、かつ埋蔵金関連書籍を数々出している八重野充弘さん。さすがに「ここにあるぞ!」的な埋蔵金のハウツー本なんかじゃなく、その先、実際に自らが体験した埋蔵金探索の“現場”をいくつか例を挙げて詳解してくれている。
 角川学芸出版から発行された前作『埋蔵金伝説を歩く ボクはトレジャーハンター』からすれば“HOW TO”的な部分もだいぶ増えたが、それでも実際の埋蔵金探索現場での緊張やドキドキ感が伝わってきて、「自分もひとつ!」の気分にさせてくれることだろう。既出の話もいくつか出てきてしまうが、それもご愛敬。
 ちなみに、埋蔵金の資料本的なものを期待するのは筋違い、あくまでフィールドワークへの誘いと考えていただくのがいい。その手の「ここに行け!」「ここにある!」的な書籍はいくらでもあるのだから。
 話が横道にそれるが、発行元が新人物往来社というのも“箔”というものだろう。新人物往来社といえば、言わずと知れた歴史関連書籍の老舗だ。ちなみにその前身は1952年に創業した“人物往来社”で「歴史読本」の発行元として、歴史関連書籍の発行元の雄としての地位を築き上げてきた。ただ現在は角川グループの一員となってしまっている。
 まあそんなことはどうでもいいのだが、人物往来社は畠山清行先生の『ルポルタージュ埋蔵金物語』の発行元だった、というのは覚えておく必要があるだろう。 我が国の埋蔵金関連書籍のバイブルといえる『日本の埋蔵金』の前身といえる作品を発行してくれたのがこの出版社なのだから。
 とうとう書籍の中身はいっさい紹介せずじまいとなってしまったが、一読をおすすめしたい一冊、としておく。間違いはないはず。

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2010年9月26日 (日)

『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』

<ジェイビー編著/コスミック出版/定価500円/2010年2月22日発行/ISBN978-4-7747-5327-0>

Hakkutu_maizokindensetsu99_s  一時あれほど騒がれまっくった“霞ヶ関の埋蔵金”。このところ耳にすることがまれになってきました。なんだか本物の埋蔵金騒ぎと同様で、いつの間にか人の口にも上らなくなってしまうのでしょう。あるあると大騒ぎしながら、いざ実際に掘り出す段になったら、実は取らぬ狸の皮算用、出てきたのは“欲の皮”ば かりでした、てなところでしょうか。
 だいたい1千兆円もの借金を営々と積み上げてきてしまった某元政権政党と行政府がそんなに簡単に“発掘”できるように隠蔽するわけないじゃないですか。まずは“埋めた側”の行動を徹底的に調査しなければ、闇雲に穴掘ったって埋蔵金が出てくるわけじゃなし…。
 それにしても“埋蔵金”などと名付けたのは誰だか知りませんが、絶妙なたとえでしたね。もともとは国民の血税、埋蔵金だなどと勝手な呼び方しやがって、と当初は思っていたのですが、今になってみれば…感心しました。名付け親さん。
 話が横道にそれましたが、本物の埋蔵金の世界では未だに“埋蔵金”のブームが続いているようです。それも従来のように埋蔵金研究者による成果発表型の書籍ばかりではなく、いわゆる“入門書”も数多く発行されているのが特徴でしょうか。ネットでちょっと検索をかけていただければお分かりの通り、バイブルと も言える畠山清行氏の書籍がなんと数千から数万円もの値段が付けられている現状ですが、本を読むだけで埋蔵金が出るなら苦労は無し。ちょっと異常な値上がりなのではないでしょうか。それはともかく、前回紹介した『廣済堂文庫 全国「隠し財宝」完全マップ』もそうですが、今回発行された『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』もとりあえず値段が手頃なのがいいです。知の情報は国民すべての財産、ただで、とはいいませんが、それでぼろ儲けしようなどというのは日本人にはなじみませんね。
 そういえば最近、某有名番組で「応仁の乱」の時期の古文書に800万円とかの値段が付けられておりました。広く一般に古文書の大切さをアピールするには良い機会だったとは思いますが、それはあくまで“歴史的な価値”であって、本来は国民すべてが共有できるようにするべき知の財産なのではないでしょうか。
 またまた脱線。この『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』は、これまで多くの埋蔵金研究者が調べ上げてきた成果の概要を一冊にまと めあげた入門書としては手頃で、その割に内容もしっかりしている一冊ではないでしょうか。当WEBサイトの情報も参考にしていただいたみたいです。埋蔵金に興味を持たれた方、そして歴史ブームでちょっと人とは違う歴史の楽しみ方をしたい方にお薦めです。

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2010年9月25日 (土)

『廣済堂文庫 全国「隠し財宝」完全マップ』

<造事務所編著/廣済堂あかつき/税別648円/2009年4月30日第1版第1刷発行/ISBN978-4-331-65451-4>

Zenkokukakushizaiho_s  仙台にお住まいの方から「宮城県には埋蔵金伝説が少ないようですが…仙台藩の埋蔵金伝説は無いのでしょうか?」というメールをいただいた。確かに当ウェブサイトの“全国の埋蔵金”の情報コーナーでも、また手持ちの資料をざっと調べた中にも仙台藩の埋蔵金の情報が無い。
 それでちょっと気になったのでさらにあれこれ調べてみたが、関ヶ原の闘い以降、いわゆる“勝ち組”には埋蔵金の伝説がほとんど残されていないことを改めて確認した。やはり埋蔵金として遺されるには“落城”であったり“敗走”であったり、と退っ引きならない事情がなければ成立しなかったということだ。“当 たり前田のクラッカー”ですな。
 だた「埋蔵」という行為自体は資産保全のために日常茶飯で行われていたわけで、何らかの事情でそれを活用する機会を逸失してしまう事態にならない限り、その後取り出されて活用されてしまった、ということだろう。廃藩置県で各藩の資産がどうなったのかも調べてみたいテーマですが、そこまで手が回らない…。
 書籍紹介からどんどんかけ離れてしまいましたが、「宮城県で…」のフレーズつながりで、ここで紹介するのは、現在の一都一道二府四十三県ごとに埋蔵金情報を各県1件ごとに掲載するユニークな一冊だ。東京都だけは2件取りあげているので全国48ヵ所の埋蔵金スポットを掲載している。ちなみにこちらの書籍でも宮城県ページは仙台藩がらみの埋蔵金ではなく「炭焼き籐太の埋蔵金」が紹介されている。また、メインの埋蔵金情報は全都道府県ごとに1件だが、カコミで さらに数点のミニ情報をプラスしている。そのコーナーの宮城県の部分も当WEBサイトと同じ情報が3件掲載されておりますな。参考にしていただいたようでなによりです。
 というわけで、文庫サイズと税別648円という手軽なお値段、そして歴史的な背景、人物紹介なども盛り込んでますので「埋蔵金ってブームだし、ちょっと 気になるよね」という方、手に取ってみてはいかがでしょうか。ただし当ウェブサイトの常連さんには“周知の事実”ばかりだと思いますので特にお勧めはしません。悪しからず。

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