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2012年1月27日 (金)

韓国から“現代版埋蔵金”発掘騒動のニュース

 韓国から“現代版”埋蔵金のニュースが伝えられた。それは、時事通信社が1月6日付で報じた情報で、なんでも朝鮮戦争のさなか避難する必要があった一家が、資産保全を図るためお寺の敷地内に金塊に変えた資産を埋めた、というもの。

 今日でも戦争などの一大有事の際には、価値の無くならない金と、埋蔵という手段が有効なことを示した一例なのでは。

     ※以下引用※
【ソウル時事】韓国南部・大邱市にある桐華寺の裏庭に埋められた金塊を探すために北朝鮮を脱出した男性(40)が話題を集めている。裏庭の地下では金属反応が出ており、南北をまたいだ宝探しは熱を帯びている。

 6日付の韓国紙・中央日報などによると、男性は北朝鮮で養父から金塊の話を聞いた。養父の両親は、1950年に始まった朝鮮戦争でソウルから大邱に避難。裕福だった両親はこの際、家などを処分して購入した金塊40キロ(時価約1億6000万円)を桐華寺の裏庭に埋めた。

 その後、一家は北朝鮮に渡り、両親は男性の養父に金塊を埋めた場所を説明、「韓国に行ったら必ず探せ」と言い聞かせた。北朝鮮で健在の養父は、男性に金塊の発掘を委任したという。

 男性は2008年12月に韓国に亡命。生活基盤が整った昨年初めから桐華寺に通い、発掘を認めるよう要請を続けている。昨年末に、専門家が金属探知機で裏庭を調べたところ、深さ1.2メートルのところに電線などとは違う金属反応が出た。

 桐華寺の建物は「宝物」に指定されている。発掘には文化財庁の許可が必要な上、金塊が出たとしても所有者をどう確定させるのか、寺側は当惑気味。男性側は発掘が認められない場合、訴訟も辞さない構えだ。

[時事通信社]
     ※ここまで引用※

 埋蔵を行う際のポイントとして、永年にわたって位置の変わらず、万が一焼失等しても再建される可能性の高い寺社などを埋蔵場所の目安にするのは常識。ただ、このケースのように勝手に寺社の敷地内に埋蔵するのは、戦国時代の権力者でもない限り後々トラブルのもと。まあ、確かに“戦争時代”ではあったが…。

 それはともかく、日本の法律に当てはめて考えると、一般的な埋蔵金では遺失物法が適用されるが、このケースの場合は、埋めたという人物が特定でき、また「物や金を落としたり、置き忘れたりしてなくすこと」という遺失物の定義にはまったく当てはまらない。

 勝手に他人の所有地に埋めた行為の是非は問われるだろうが、隠した場所や金額等、当事者しか知らない事実で所有権は確認できるだろうから、当然財宝は男性(の養父)の物と判断されるだろう。ニュースにもあるが、寺の建物は確かに「宝物」なのかもしれないが、裏庭がそれに含まれるかは微妙で、要は寺側の心証を損ねてしまった、ということなのでは。

 となると裁判を起こすしかないが、養父が北朝鮮在住ということで、これまた問題を複雑にしてしまっている。発掘させてもらった場合、何割かを寺に寄進するとか、円満な解決方法で埋蔵金が陽の目を見ることを期待したい。

 首都圏直下型大地震発生確率のアップや、はたまた国の財政破綻など伝えられる今日この頃、あなたの流動資産はどうされてます? 国が破綻したら紙くず同然になってしまう可能性の高い円など、さっさと見限って金地金に替えていらっしゃる方も多いのでは。でも、埋めるならくれぐれもご自分の土地に、です。

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