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2010年11月21日 (日)

『埋蔵金発見!解き明かされた黄金伝説』

<八重野充弘著/新人物往来社/本体1500円+税/2010年8月20日第一刷発行/ISBN978-4-404-03900-2>

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 ついに真打ち登場! そんな表現をしたくなるような埋蔵金関連書籍が発行された。霞ヶ関の埋蔵金騒ぎ以降“本物”!?の方の埋蔵金関連書籍もちょっとしたブームとなっていた感があるが、まあどれもこれも周知の事実を並べただけ(といっては大変失礼! 当WEBサイトも似たようなものだ)、既出の情報を基に構成するしかないのは致し方のないことかもしれない。
 そんな状況で光るのがフィールドワークこそ命、を実践する八重野充弘さんならではのこの著作といえる。我が国唯一といえる同好の士の集まりである「日本トレジャーハンティングクラブ」の会長さんであり、かつ埋蔵金関連書籍を数々出している八重野充弘さん。さすがに「ここにあるぞ!」的な埋蔵金のハウツー本なんかじゃなく、その先、実際に自らが体験した埋蔵金探索の“現場”をいくつか例を挙げて詳解してくれている。
 角川学芸出版から発行された前作『埋蔵金伝説を歩く ボクはトレジャーハンター』からすれば“HOW TO”的な部分もだいぶ増えたが、それでも実際の埋蔵金探索現場での緊張やドキドキ感が伝わってきて、「自分もひとつ!」の気分にさせてくれることだろう。既出の話もいくつか出てきてしまうが、それもご愛敬。
 ちなみに、埋蔵金の資料本的なものを期待するのは筋違い、あくまでフィールドワークへの誘いと考えていただくのがいい。その手の「ここに行け!」「ここにある!」的な書籍はいくらでもあるのだから。
 話が横道にそれるが、発行元が新人物往来社というのも“箔”というものだろう。新人物往来社といえば、言わずと知れた歴史関連書籍の老舗だ。ちなみにその前身は1952年に創業した“人物往来社”で「歴史読本」の発行元として、歴史関連書籍の発行元の雄としての地位を築き上げてきた。ただ現在は角川グループの一員となってしまっている。
 まあそんなことはどうでもいいのだが、人物往来社は畠山清行先生の『ルポルタージュ埋蔵金物語』の発行元だった、というのは覚えておく必要があるだろう。 我が国の埋蔵金関連書籍のバイブルといえる『日本の埋蔵金』の前身といえる作品を発行してくれたのがこの出版社なのだから。
 とうとう書籍の中身はいっさい紹介せずじまいとなってしまったが、一読をおすすめしたい一冊、としておく。間違いはないはず。

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