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2010年9月23日 (木)

『蒼海の財宝 TREASURE OF THE DEEP』

<H.エドワーズ著/井谷善恵編訳/東洋出版/税別1500円/2003年7月30日第1刷発行/ISBN4-8096-7446-0>

 1985年にマレー半島の先端から南シナ海に広がるリアウ諸島付近で、1752年に難破したオランダ商船、ヘルダーマンセン号を引き上げ、約16万点の 陶器類と126点の金の延べ棒を回収。1999年にはインドネシアのスマトラ島とジャワ島の間のスンダ海で沈没したテクシン号(大型中国船)を発見。なん と約35万点にも及ぶ中国製磁器を引き上げて世界をアッと言わせた、沈船トレジャーハンターとして世界的に有名なキャプテン・マイケル・ハッチャー氏。そのハッチャー氏の活動の記録といえるのがこの『蒼海の財宝』だ。
 イギリスで生まれ、決して恵まれた環境とはいえなかった少年期、オーストラリアへと渡った頃のエピソードからキッチリおさえた本書は、ハッチャー氏が何故沈船トレジャーハンターへと向かうことになるのか、著者のH.エドワーズの“筆力”により一気に読んでしまえる物語に仕立てあげられている。
 沈船トレジャーハンターと呼ばれる人たちの実態も良く分かる。海底の財宝にも興味を持っている方には是非ともお薦めの一冊。
 後ろで紹介する『幕末の深い眠りから覚めるか幕府の埋蔵金』と発売時期が前後してしまったが、ハッチャー氏の来日を機会にあらためて紹介することにした。

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