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2010年9月23日 (木)

『RIPTIDE 海賊オッカムの至宝』

<ダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド著、宮脇孝雄訳/講談社/税別2300円/2000年7月28日第1刷発行>

「アメリカ、メーン州の沖にひっそりと佇むノコギリ島の洞窟には、世界中を震え上がらせた海賊、<レッド・ネッド・オッカム>の遺した莫大な財宝が眠って いる。時価20億ドル以上といわれる財宝への欲望に憑かれ、幾人もの宝探しがこの島を訪れたが、洞窟の奥から突如噴出する海水に阻まれ、その夢を散らして きた。洞窟はいつしか<水地獄>と呼ばれ、恐れられた。
 その<水地獄>に、今、最先端のテクノロジーとコンピューターで武装した専門家集団が挑む。暗号、罠、呪い、裏切り、原因不明の病。はたして宝物を手にすることはできるのか? 驚愕のラストまで物語は突っ走る……」(カバーのキャッチコピーより)。
 フィクションである。本来ならフィクションは扱わない(しかもテリトリー外の海外モノ)のだが、“財宝”というものの意外性、暗号解読、歴史の裏を読 む、等々参考にさせられる部分が多い。そしてなにより、冒険小説として一気に読ませてくれる内容の面白さで、取り上げてみた。
 緻密な取材力、登場人物の人間くささ、そしてまさに臨場感あふれる視覚的描写力と小説としての出来の良さが光る1冊といえる。しかも最大のポイントは、 物語に登場する「ノコギリ島」が、カナダ南東部のノヴァスコシア沖に実在する“宝島”、オーク島をモデルにしているというのだ。
「現代版の『宝島』、海外もテリトリーにされている方は、ぜひご一読を」とこのコーナーに協力いただいているK・K氏が言っておりました。

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