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2010年9月23日 (木)

『世界ミステリー 謎をひも解く ありかを明かす! 財宝地図』

<黄金伝説研究会・編/竹書房/税込500円/2006年11月7日初版発売/ISBN4-8124-2902-C0076>

 その名もズバリ“財宝地図”を名乗った埋蔵金関連書籍が発行されました。ただし、国内の埋蔵金に関する情報は巻末に、結城、徳川、秀吉の三大埋蔵金や武田氏に関連したものが若干載っている程度ですので、国内をテリトリーとされている方はあわてて注文してしまわないようにご注意を。また、海外でも中心となっているのは“沈没船”の財宝情報で、ほぼ前半スペースの全てがさかれていて、いっそのこと“沈没船の財宝”を書名にした方がピッタリだったのではない でしょうか。
 まあ、それでも後半は、ナチスの隠し財宝やインカ帝国の消えた黄金、モンゴルに眠るチンギス・ハーンの黄金、などなど、世界中の有名な黄金伝説は全て網羅しました! という感じで“超入門書”としては概要が一冊でつかめてしまうので、便利といえば便利な書籍なのは確かでしょう。
 とはいっても、ちょっと気になってしまうのは“財宝地図”の書名ですね。さすがにそれはちょっとオーバーなのでは。沈没船の位置情報が詳しいのは、事故当時の資料などが保険会社にちゃんと残っているからで、それ故、沈没船からの財宝引き揚げに関しては海外では“事業”として成り立っているくらい。それに対して、いわゆる“○○王の財宝”のたぐいの後半は、それこそ“ロマノフ王朝の金塊”のページで使われているのはただのロシア全土の地図! みたいな扱いになってしまうのは仕方ないことでしょうね。
 ストレートに“世界の沈没船地図”と“世界の財宝話一覧”とお考え下さい。

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