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2010年9月23日 (木)

『謎解き紀行 徳川埋蔵金 上 かごめの歌に隠された秘密』

<山中廣稔著/随想舎/税別1500円/2007年10月25日第1刷発行/ISBN:978-4-88748-165-7>

Nazotokikikou_s  ちょっと一風変わった埋蔵金関連書籍をご紹介。それは、誰もが子供の頃になにげなく教わって、連綿と歌い継いで来た「かごめの歌」に、なんと徳川埋蔵金の秘密が隠されている、という“新説”を展開する『謎解き紀行 徳川埋蔵金 かごめの歌に隠された秘密』だ。
「かごめの歌」だけではなく、もう一つ、「きんざぶろうの歌」というのもあって、ともにあの徳川三代将軍家光が作ったのだという。この事自体は多くの歴史研究家も認めはじめており、定説となりつつあるらしい。ただし「きんざぶろうの歌」といわれてもご存じない方がほとんどだろうと思う。それもそのはず、歌の中身は秘密を解く上で大変重要なのだが名称の方は不詳で、とりあえず著者が便宜的につけた、とのこと。さらに驚くのはもうひとつ、第三の歌まであって、その三つがセットで埋蔵金の秘密の全貌が解き明かせる、というのだ。
 多かれ少なかれ、埋蔵金関連書籍というものは著者の“主観”が入ってしまうのは仕方のないことだが、ここまでストレートに独自の解釈を展開した書籍は珍 しいと言える。しかし、ただ勝手に理由づけているのではなく、多くの関連情報を紹介した上で持論を展開しているので、その事跡の部分だけでもこれから徳川 関連の埋蔵金の探索をはじめようという方には格好の入門書といえないこともない(ただし世に言う“徳川埋蔵金”は幕末の話なので、そこら辺は混同されないように、蛇足ながら)。
 本書の副題にある“謎解き紀行”の“紀行”の意味は、北は日光から、西は京都まで広がるという“北斗”の秘密を追ってひとつひとつを検証した著者の探索 行からだが、この書を読んだ方が自らもそのひとつずつ追いながら、著者の解析に賛同するもよし、はたまた“アラ”を探すもよし、いずれにせよ自分の目で確かめに出かけてみたくなる書だ。
               
               

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