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2010年9月26日 (日)

『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』

<ジェイビー編著/コスミック出版/定価500円/2010年2月22日発行/ISBN978-4-7747-5327-0>

Hakkutu_maizokindensetsu99_s  一時あれほど騒がれまっくった“霞ヶ関の埋蔵金”。このところ耳にすることがまれになってきました。なんだか本物の埋蔵金騒ぎと同様で、いつの間にか人の口にも上らなくなってしまうのでしょう。あるあると大騒ぎしながら、いざ実際に掘り出す段になったら、実は取らぬ狸の皮算用、出てきたのは“欲の皮”ば かりでした、てなところでしょうか。
 だいたい1千兆円もの借金を営々と積み上げてきてしまった某元政権政党と行政府がそんなに簡単に“発掘”できるように隠蔽するわけないじゃないですか。まずは“埋めた側”の行動を徹底的に調査しなければ、闇雲に穴掘ったって埋蔵金が出てくるわけじゃなし…。
 それにしても“埋蔵金”などと名付けたのは誰だか知りませんが、絶妙なたとえでしたね。もともとは国民の血税、埋蔵金だなどと勝手な呼び方しやがって、と当初は思っていたのですが、今になってみれば…感心しました。名付け親さん。
 話が横道にそれましたが、本物の埋蔵金の世界では未だに“埋蔵金”のブームが続いているようです。それも従来のように埋蔵金研究者による成果発表型の書籍ばかりではなく、いわゆる“入門書”も数多く発行されているのが特徴でしょうか。ネットでちょっと検索をかけていただければお分かりの通り、バイブルと も言える畠山清行氏の書籍がなんと数千から数万円もの値段が付けられている現状ですが、本を読むだけで埋蔵金が出るなら苦労は無し。ちょっと異常な値上がりなのではないでしょうか。それはともかく、前回紹介した『廣済堂文庫 全国「隠し財宝」完全マップ』もそうですが、今回発行された『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』もとりあえず値段が手頃なのがいいです。知の情報は国民すべての財産、ただで、とはいいませんが、それでぼろ儲けしようなどというのは日本人にはなじみませんね。
 そういえば最近、某有名番組で「応仁の乱」の時期の古文書に800万円とかの値段が付けられておりました。広く一般に古文書の大切さをアピールするには良い機会だったとは思いますが、それはあくまで“歴史的な価値”であって、本来は国民すべてが共有できるようにするべき知の財産なのではないでしょうか。
 またまた脱線。この『闇に消えた日本の黄金ミステリー 発掘!埋蔵金伝説99』は、これまで多くの埋蔵金研究者が調べ上げてきた成果の概要を一冊にまと めあげた入門書としては手頃で、その割に内容もしっかりしている一冊ではないでしょうか。当WEBサイトの情報も参考にしていただいたみたいです。埋蔵金に興味を持たれた方、そして歴史ブームでちょっと人とは違う歴史の楽しみ方をしたい方にお薦めです。

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