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2007年12月26日 (水)

中国で時価34兆円の沈没船を引き揚げ!

 埋蔵金とはちょっと趣旨が異なりますが、またまた沈没船引き揚げのニュースを。中国沿岸の南シナ海で、時価にしてなんと34兆円もの文化財を積んだ800年前の沈没船が引き揚げられたという。ちょっと巨額すぎてピンとこないかもしれないが、我が国の埋蔵金の代表ともいえる徳川埋蔵金など、発見されれば軽く兆の額にのぼるといわれる埋蔵金の例が多いのはご存じのはず。

 ま、現実的な比較をすれば、平成20年度から10年間の道路整備費が約60兆円というから、その約半分、5年分がまかなえてしまえるという計算になる。あまり良い比較ではなかったですか? ならば、(ニュース記事に対抗して)我が国の2008年度予算が約83兆円ですからそれの半分よりはちょっと少ない…ま、それはともかく沈没船の引き上げは、埋蔵金探しよりはよほど効率の良い“事業”であることだけは確かでしょう。

 国内では一番大々的に報道していたスポーツニッポンの記事で概要を紹介しておきます。もともとは新華社通信の配信みたいで、中国系のWEBサイトではまさに“蜂の巣をつついた騒ぎ”になっていたことも付け加えておきます。しばらくは検索をかければ続々と引っかかるはずです(中国語が読めれば…の話ですが)。

--2007年12月23日付けスポーツニッポン紙より--

中国で引き揚げ
34兆円宝船
800年前沈没 文化財8万点眠る!?
広東省陽江市沖

 中国広東州陽江市沖の南シナ海で22日、約800年前に沈没した貿易商船が引き提げられた。船内からは既に金ぱくを張った腕輪や、陶磁器など約1万点以上が見つかっている。船内には約8万点の“お宝”が残っている可能性もあり、研究者も「文化財の価値は3000億ドル(約34兆円)」と試算。歴史的発見に鼻息を荒くしている。
 約800年の眠りから目覚めたのは、南宋(1127~1279年)時代に沈没した貿易商船「南海1号」。破損防止のため水中で船全体をコンテナに収め、巨大なクレーンでつり上げる「世界初」(中国当局)の方式を採用。総重量約3400キロのコンテナが海面にまで引き揚げられると、作業を見守っていた関係者らは大きな拍手で出迎え、爆竹を鳴らして成功を祝った。
 調査チームが行った事前の潜水調査では、船内から金ぱくを張った腕輪やベルトといった当時の装飾品や、景徳鎮(けいとくちん)の陶磁器など1万点以上が発見されており、調査に当たっている広東省考古学研究所は「船内には財宝などの文化財6万~8万点が残っている可能性がある」と指摘した。

費用は46億円超

 文化財の価値は総額3000億ドル(約34兆2500億円)に上るとの試算も。この額は韓国の来年度の国家予算(31兆9000億円)を軽く上回る金額で、中国メディアによると政府は、このプロジェクトに3億元(約46億4000万円)を投入。発見された品々がいかに貴重であることがうかがえる。
 共同通信によると南海1号は1987年、広東省広州当局と英国の海洋調査会社が陽江市の沖合で別の沈没船の調査中に偶然、発見された。同省考古学研究所などによれば船長約30.5メートル、幅9.3メートルで宋代としては最大規模。沖合約20カイリ(約37キロ)、水深約20メートル付近の海底でほぼ原型を保ったまま沈んでおり宝の保存状態も良好だという。

--以上スポーツニッポン11版社会面から--

 中国系のサイトには写真を載せているところも多いので、それらを見ていただくと分かるが、まさに船ごとそっくりコンテナに入れて引き揚げを行っている。それだけ沈没船の状態が良かったと言うことなのだろう。海底でほぼ船のままの形状を保っていたらしい。で、来年からは同市に建設中の「海のシルクロード博物館」で一般公開するとこのとなので、時間と懐具合の良い方は是非中国まで見学ツアーにお出かけください。貴重な体験になることでしょう。

 沈没船や魑魅魍魎の棲む“永田町の埋蔵金”などじゃなくて、本物の埋蔵金発見のニュースをたまには載せてみたいものですね。
--2007年12月26日

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